'9912December
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12月27日(月) サトウキビ 12月は、奄美ではサトウキビの刈り取り作業が始まる時期です。 ご存知のようにサトウキビは、奄美の基幹産業として、長い歴史 を持っています。この時期、サトウキビは穂花を伸ばし、美しい 光景を呈します。サトウキビの穂花が朝日や夕日に輝く様は、大 好きな光景の一つです。 朝日にゆれるサトウキビの穂花。 ヨシの穂花も美しい。 12月21日(火) U字型側溝 私は、田園のあぜ道を歩くのが大好きです。奄美でも水田が減少 し、唯一まとまった水田地帯が秋名(あきな)の田袋(タブクロ) と呼ばれる一帯です。私のフィールドのひとつにもしているので すが、この日はちょっと悲しい思いをしました。 水田地帯の農道のアスファルト化がすすみ、この日も新たな農道 で工事が始まっていました。新しい「U字型側溝」(写真右)も埋 めこまれています。人間にとっては便利な一面をもつアスファル ト化や側溝も、そこに生きる昆虫類や甲殻類などにとっては、か なり生きづらい環境になってしまうこともあります。出来るだけ、 周辺の環境や生き物に配慮してほしいものです。 アスファルト化の進む農道。 U字型側溝の埋めこみも。 12月12日(日) ミナミコメツキガニ 日本野鳥の会のネイチャースクールでいらした方々(約30名)を マングローブに案内しました。ちょうど潮がひいていたので、干 潟の中を少しウォッチングしてみました。 干潟には、ミナミトビハゼやハクセンシオマネキなどがいました が、薄紫色の美しいミナミコメツキガニも見られました。ミナミ コメツキガニは、縦に歩く珍しいカニで、よく集団で移動するの で、「軍隊ガニ」などとも呼ばれています。 この時は小集団でいた。 巣穴へ逃げ込むミナミコメツキガニ 12月07日(火) イシガケチョウ 少し気温が下がってきたせいか、朝夕は蝶の飛び回る姿をあまり 見かけなくなってきました。湯湾岳の森の中で、シダの葉の裏で じっとしているイシガケチョウを見つけました。葉をひっくり返 しても、全く動きません。(写真右) イシガケチョウは、その羽をよく見ると結構複雑な模様をしてい ます。どんなに複雑な模様をしていても、ぴったりと左右対称に なっていることには、自然の不思議さを感じます。画家・田中一 村が絵に描いたのも、その複雑な模様の美しさに惹かれたのかも しれません。 葉の裏でじっとしていたイシガケチョウ。 12月04日(土) トクサラン 朝夕は、少し肌寒さを感じるようになりました。森の中で華やか なラン・トクサランが開花していました。薄黄色のきれい花は、 いかにも正統派ランという感じかします。去年は、この美しい花 の写真を撮ろうと不用意に近づき、近くにあったハチの巣に気づ かずに、とても痛い目にあってしまいました。 美しい花には何とか、とも申します。あの時以来、森の中で美し いもの仁出会ったときこそ、不用意に近づかず、周囲に気をつけ るようにしています。
美しいラン・トクサラン
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