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10月14日(土)マングローブナイトツーリング    奄美に残るオヒルギ群落の北限で、広大なメヒルギ群落という意味  では、これまた日本の北限(鹿児島の喜入に小群落あり)となるマ  ングローブ原生林。そのマングローブを野鳥仲間と共に、夜の満潮  時にカヌーで漕いで行きました。夜、マングローブ内に入って行く  というのはめったいない機会ですので、カヌーを漕ぐ手が少々疲れ  ましたが、いい経験になりました。マングローブの生い茂る林内で  明かりを消してみると、カヌーを漕ぐパドルの水面をキラキラと夜  光虫が光り、じつにきれいでした。また、カワセミのペアが近くで  眠っている光景も見ることが出来、感激しました。後半には月も出  てきて、月夜の静かな水面を漕いで進むと、何とも秋の風情を感じ、  夜のカヌーも魅力みたいものを感じました。       マングローブでのナイトツーリング。枝先で眠っていたカワセミ 10月03日(火)美しいバーバートカゲ    奄美には、日本国内の約72種(海生種除く)の爬虫類の約3割に相  当する20種が知られています。そのうちの6種(スッポン、オビトカ  ゲモドキ、キノボリトカゲ、バーバートカゲ、アマミタカチホヘビ、  ヒャンおよびハイ)は日本版レッドデーターブックに記載されてい  ます。奄美の爬虫類の多くは沖縄との共通種で、日本本土の種とは  かなり異っています。    バーバートカゲは、尾が幼体の時は鮮やかな青藍色でとても美しい  のですが、成体になると茶色っぽくなってしまいます。でも、まだ  体の色に比べ少し青みが残っています。今日神屋の森で見たバーバ  ートカゲの成体は光が当たっていて、体も薄い赤銅色とでもいうか、  メタリックな輝きを持ち、その美しさに改めて感じ入りました。    体が薄い赤銅色に輝くバーバートカゲの成体 10月03日(火)アマミマルバネクワガタ    昆虫好きな人々に人気があるのが甲虫類。なかでもダントツなのは、  クワガタ類でしょう。湯湾岳のアスファルト林道にアマミマルバネ  クワガタがのろのろと出てきているのを早朝に見つけました。黒光  りする体長約5cmの姿はさすがに迫力があり、つい触りたくなって  しまいます。触ってみると、アスファルトにしがみつき、かなりの  力があるようです。しかし、このままでは車に轢かれてしまうので、  無理やりにアスファルトから引き離し、しばらく観察した後に林の  中に投げ入れてやりました。  奄美のクワガタの特産種としては、スジブトヒラタクワガタ、アマ  ミシカクワガタなどが生息し、なかには徳之島と鹿児島の一部にい  るというヤマトサビクワガタなど変わった種もいます。アマミマル  バネクワガタは、成虫は9月〜10月とクワガタにしては遅い時期に  出現し、10月は林床や林道などを活発に徘徊するともいわれていま  す。もし、林道でこの黒光りするクワガタを見つけられた方は、車  で轢かないように注意しましょう。     アルファルト林道に出て来たアマミマルバネクワガタ



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