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 1月23日(日) いざり日和  奄美では、冬のこの時期の夜中に潮が最もひくことから、その日  には海岸へ出かけて、貝や魚など探し海の幸をいただく習慣があ  ります。これを、「いざり」と呼んでいます。ちょうどこの日は  潮が最もひく「いざり」日和で、私達も出かけてみることにしま  した。    名瀬市の根瀬部(ねせぶ)海岸へ夜の11時過ぎに繰り出すと、だ  んだんと潮がひき始めてリーフが現れてきました。「いざり」用  のライトを片手にリーフをよく見ると、貝や寝ている魚などがい  ます。この日は、チョウセンサザエ数個に大きなタコ1匹も仕留め  ることができました。       産卵に来たモクズガニ      眠るブダイの仲間     サンゴの大敵オニヒトデ    オニヒトデを食うホラガイ  1月20日(木) 冬のキノボリトカゲ  自然を観察していると、自然から直接教えられることが少なくあ  りません。奄美にはキノボリトカゲが生息していますが、このキ  ノボリトカゲは冬の間はなかなか見つけることが出来ません。そ  のまま夏同様に生息しているのか、日頃から疑問に思っていまし  た。  そころが今日、住用川の傍でルリカケスを観察していたところ、  いきなり飛び立ったかと思うと再び同じ枝に戻り、くちばしに何  やらくわえています。よく見るとそれがキノボリトカゲだったの  です。やはり、キノボリトカゲは冬も生息していたのでした。今  日、ルリカケスにそのことを教わりました。      ねらいを定めるルリカケス   キノボリトカゲ(夏に撮影)  1月12日(金) コゴメキノエラン    奄美固有の植物、とくにラン類は自然環境悪化に加え、盗掘など  によって、絶滅が危ぶまれる種が少なくありません。  昨年度の「環境白書」によると、「絶滅の恐れのある野生動植物  種」は、国内で動物245種、植物約1,726種あるということで  す。そのなかで、緊急に保護策が必要とされるものについては、  「国内希少野生動植物種」に指定しています。昨年11月に、自然  環境保全審議会が奄美関係植物3種、アマミデンダ、ヤドリコケ  モモ、コゴメキノエランを新たに追加指定しました。  今日、初めて追加指定されたうちの1種・コゴメキノエランが咲  いているのを発見しました。残念ながら、場所を言うことは出来  ませんが、それはそれは見事なものでした。このような美しい花  がいつまでも見られる奄美であってほしいものです。   ひっそりと咲いていたコゴメキノエラン。絶滅が心配されます。  1月7日(金) ハブ    ハ、ハブだぁー!!    今日は、かなり肌寒くなった日(約13〜14度ぐらい?)でした  が、神屋(かみや)の深い森の中でハブに遭遇しました。ハブは  冬は冬眠するという話もときどき耳にしますが、冬は活発に動き  回らないだけで、このようにじっと休んでいる場合が多くなるだ  けだと思われます。(以前、2月にも夜でしたが1日に2匹見たこ  ともあります。)  ハブは高値で売れる為に、ハブハンターによって捕獲され数が減  少しています。人間の通常の生活圏内での捕獲は仕方ないと思い  ますが、深い森の中では、そってしておいてやりたいものです。     じっと休んでいるハブ    この日は、ヒメハブもいた。  1月2日(日) コショウノキ    明けまして、おめでとうございます。  いよいよ、2000年の幕開けですね。今年もよろしくお願い致し  ます。  気の合った仲間で、湯湾岳に登りました。湯湾岳は、奄美・沖縄  では最も高く、694mあります。山頂付近には、ユワンツチト  リモチやアマミノフユイチゴなど、固有の植生が息づいています。  毎年のようにこの登山の楽しみにしているのが、山頂でのコショ  ウノキの花との出会いです。今年も昨年と同じように、花が咲い  ていて辺りにとてもいい香りを振りまいていました。  
  
 
 いい香りのコショウノキの花  実は4月頃に見られます。




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