活動&ウォーキング観察会2020 |
ANaC(アナック:奄美ネイチャーセンター)は,自然観察経験や調査研究に基づき、奄美の自然に充分配慮しながら奄美の自然のすばらしさや感動を多くの人々に伝え、地域の活性化に役立つエコツアーを追求していきます。 良く晴れて暑いなかでしたが、「瀬留農道ウォーキング観察会」を行いました。たくさんの植物や生きものを観察できましたので、その一部をご紹介いたします。まず農耕地にあったのは、花(雄花)の咲いていたエノキグサ(写真2枚目)、山側から枝を延ばしていたリュウキュウマメガキは実を付けていました(写真3枚目)。簾のように垂れ下がった変わった花はヤマノイモ科のニガカシュウで、ムカゴもたくさん付いていました(写真4枚目)。少し湿った所にはキダチキンバイの目立つ花も観られました(写真5枚目)。 農道から林道に入る場所には、アゼナ科の観たような花がいくつか観られました。混在して咲いていたのはウリクサ(写真2枚目の小さい花)とスズメノトウガラシ(写真2枚目の大きい白っぽい花)でした。ウリクサと似ているのですが、少し大きくて花びらに黄色の模様の付いているトキワハゼ(写真3枚目)、少し林道に入った所には、スズメノトウガラシモドキの花(写真4枚目)も観られました。 植物以外の昆虫や小動物たくさん観ました。ナガサキアゲハ(メス)が近くに飛んできて止まりましたが、翅はボロボロでした(写真2枚目)。すでに卵を産み終えて余生を生きているのかもしれません。山側の壁にいたのは、濃い青色の尾が美しいバーバートカゲ(幼体)で、やがて隙間の穴の中に逃げていきました(写真3枚目)。背中にハート形の紋を付けたエサキモンキトゲカメムシ(写真4枚目)、輝くような美しい甲虫のアヤムネスジタマムシ(写真5枚目)やミツバチを捕えたアオメアブ(写真6枚目)など、昆虫類もたくさん観ることが出来ました。 |