活動&ウォーキング観察会2017 |
ANaC(アナック:奄美ネイチャーセンター)は,自然観察経験や調査研究に基づき、奄美の自然に充分配慮しながら奄美の自然のすばらしさや感動を多くの人々に伝え、地域の活性化に役立つエコツアーを追求していきます。
久しぶりにガイドをしました。3日前に渡来の情報があったソリハシセイタカシギを観に大瀬海岸に寄ってみました。幸いにもまだいて、最初は眠っていたのですが、しばらく他のシギチドリ(メダイチドリ、トウネン、キョウジョシギ)などを観察していると、起きて餌をとり始めました(写真2枚目)。よく観ると、長い脚の先には水かきが付いています。結構水に浸かって採餌することが多いからでしょうか。じっくりと観察した後、秋名の田んぼに寄ってみると、数羽のセイタカシギのほかにエリマキシギ(写真3枚目)などの姿も観られ、秋の渡りが本格化していることを実感しました。
5年前の今日 10年前の今日
台風18号が舞い戻ってきたものの、午後には奄美を去っていくものとみられるため、打田原・前肥田ウォーキング観察会を実施しました。午前8時30分、笠利町の喜瀬(きせ)漁港に集まり、車に乗り合わせ、まずは喜瀬の西側の道路脇にあるシイノキカズラの花(写真1枚目)を観ました。シイノキカズラは、海岸やマングローブ周辺などで見られますが、奄美ではみられる場所が限られている数少ない植物です。近くに咲いていたハマセンナなども観た後、打田原(うったばる)の方へと向かいました。打田原海岸には、立派なトイレやシャワー室なども整備されています。少し風が強いものの、それほど雨は降っていません。最初にすぐそばにある塩焚き小屋(写真3枚目)で、塩焚き作業しているところを見学しました。昔は、塩焚きが盛んで、その塩で物々交換などをしていたようです。それから集落を通って、前肥田(まえひだ)の方へ散策していくと、道路脇にパパイヤの雄株なのに実が付いている(いわゆる「オカマパパイヤ」)を観ることができました(写真4枚目)。
前肥田集落に着いて奥の方へ行くと、大きなガジュマル(写真1枚目)の並木があります。特にそのガジュマルと絡みついたオオハマボウの大木が見事です(写真2枚目)。その幹がガジュマルに絡まれて締め付けられているのに、逆にガジュマルと絡み合って5~6mも高く見事に成長していて、ちょっと感動ものでした。ここで、台風の影響でしょう雨が降ってきたので、ガジュマルの下で雨宿りしました。地面には、大きなムラサキオカヤドカリがいました(写真3枚目)。
しばらく雨宿りしていましたが、なかなか止まないので小降りになったところで、前肥田海岸(写真1枚目)へ降りて散策しました。浜にはハマゴウやグンバイヒルガオなどがみられたのですが、特に葉が大きく生き生きとしたモンパノキの花が見事でした(写真2、3枚目)。他にもアメリカネナシカズラ(写真4枚目)やスナヅル(写真5枚目)などを観ながら歩いていると雨が本降りになってきたので、近くにあった前肥田の集会場の脇で雨宿りをしました(写真6枚目)。
そろそろ台風が北上して雨が止むはずなのに、しばらく雨宿りしていても、なかなか止みません。しかたないので、雨宿りしながらお昼のおにぎりなどをいただいていると、30分ぐらいしてやっと雨が止み陽が射してきました。再び前肥田から打田原に向かっていると、途中でオキナワスズメウリのかわいい花と実が一緒に付いているのが観察できました(写真1,2枚目)。打田原に着くと、傍にあった塩焚き小屋でソテツの実の粉で作った「ナリうどん」(写真4枚目)や「ナリがい」を食べて帰りました。
5年前の今日 10年前の今日 ブータンの旅ー8
梅雨も明け、暑い夏を迎えた龍郷町市理原(いちりばる)で、今回で53回目となるウォーキング観察会を行いました。市理原林道に入る直前、何とオオゴマダラ(写真2枚目)が、ひらひらと大きな翅を動かしながら飛んで行きました。あちこちで満開のノボタンの花には、花粉を食べに来たアマミヘリグロツユムシ(写真3枚目)や、花に来たアマミクマバチを捕えたアマミアズチグモ(写真4枚目)なども観られました。
林道脇に生えていたオオカラスウリの花がまだ結構落ちずに残っています(写真2枚目)。また、シロノセンダングサに来た美しいアオタテハモドキ(写真3枚目)や、交尾中の蛾・キオビエダシャク(写真4枚目)なども観察。
さらに林道を奥に進んでいくと、リュウキュウアオキ(ボチョウジ)の花(写真2枚目)が咲いていて、近くにはバーバートカゲ(写真3枚目)なども姿を現しました。そして圧巻だったのはヤマコンニャクの実(写真4枚目)、下側半分がピンク色で上半分が紺色、何か作り物のようにさえみえます。久しぶりの美しい実とのご対面に、私もかなり感動しました。その後、山頂付近でお昼のお弁当を食べ、午後からは東側の眺めの素晴らしい林道(写真4枚目)を、気持ちよく散策しました。
5年前の今日 10年前の今日
まだ梅雨明けしていない奄美大島ですが、今日は曇ったり晴れたり、しかも時折涼しい風の吹く天気に恵まれて、「ロングトレイルウォーク名音・志戸勘林道18km」を実施しました。18kmというと、さすがに少しくたびれましたが、距離の長さだけじつに多くの植物や生きものに接することが出来、ここではそのごくごく一部の紹介になります。最初は名音林道からで、貴重なワダツミノキに実が付き始めていました(写真2枚目)。次にの林道脇に咲いていて実になり始めていたツルマサキ(写真3枚目)。そして丸くてかわいい実がたくさん付いていたのは、カジノキ(写真4枚目)です。
名音川は、いくつかの支流があり、周辺は美しい景観を呈しています。オオカラスウリの葉にいたのは、合唱ゼミ・ヒメハルゼミ(写真2枚目)で、アカメガシワの葉裏に群がっていたのが、アカギカメムシの幼虫です。そしてあまり目にすることのないヤマノイモの不思議な形をした実(苞)が面白い(写真4枚目)。
長い名音林道を抜けると、湯湾岳第2支線へと入り、途中でお弁当になりました。少し休憩したのち、湯湾岳線を進んでいくと、多くのヒカゲヘゴの群落(写真2枚目)が続き、時折岩場ではケラマツツジの鮮やかな赤い花がなどが咲いていました(写真3枚目)。さらに志戸勘(しどかん)林道を下っていくと、サカキカズラの牛の角のような実が、たくさんぶら下がっていました(写真4枚目)。
志戸勘林道を下り終えると、さすがにみなさんくたびれ始めていましたが、力を振りじぼって志戸勘の旧道を歩いて行きました。所々から美しい海岸の風景が望めます(写真2枚目)。道の横にぶら下がっていた美しいサクララン(写真3枚目)を持ち上げてみると、白いアマミアズチグモが付いていました(どこにいるかお判りでしょか?)。約1時間近く歩いた午後5時10分頃、やっと終点へと近づき、アマミカジカエデの実を観て、この「嬉し恥ずかし、そして楽しかった、泪のくたびれウォーク」を終えました。参加されたみなさん、お疲れさまでした。
鹿児島あたりは大雨で天気が心配されましたが、朝から晴れて涼しい風のなか「丸畑林道ウォーキング観察会」を行いました。林道を午前9時頃に出発し、最初は上り坂をゆっくりと歩いて行きました。明るい道端にはコシダなどが生えていて、その上にアマミヘリグロツユムシの幼虫(写真2枚目)やリュウキュウヒメジャノメ(写真4枚目)、ツマムラサキマダラなども飛んでしまた。また、ヤンバルセンニンソウ(写真3枚目)やトキワガキの花なども観られました。
中間付近にある肥後山目指して、さらに進んでいきました。コシダに下向きに止まっていた大きなアマミナナフシ(写真2枚目)、咲きだしていたアオノクマタケラン(写真3枚目)、誰かが見つけたオオヤマタニシ(写真4枚目)などを観ました。午前11時頃肥後山近くに到着し、分岐点を右折して、さらに森の中に入っていきました。
樹高が高くなって、少し薄暗くなってきた森の中を行くと、落ち葉の多い林床に大きなアマミアカガエルがいました。途中、森の中でお昼の弁当をいただき、少し休憩タイム。再び森を進み、開けた場所からは常緑広葉種林の山々を展望出来る場所(写真3枚目)などがあり、林道脇にはコモウセンゴケ(写真4枚目)の白花が多くみられました。そして午後1時過ぎには、旧国道58号線へと降りて、終了となりました。みなさん、お疲れさまでした。
昨日に続き、今日も一日中梅雨らしい雨が降り続きました。ガイドであちこち観て回りましたが、何と言っても、イルカンダ(ウジルカンダ)が実を付けていることに、ちょっと感激しました。このイルカンダは今年4月にたくさんの花を咲かせていましたが、実が付いたのは3年ぶりです。イルカンダはあちこちで観られる植物ですが、実が付くのはなかなかです。今年は、去年から実っているモダマの実や花も観られて、うれしいかぎりです。
今日はそれほど雨は降っていませんが、風が強く請島行きのフェリー「せとなみ}の帰り便が欠航予定となり、当初予定していた「池地西側林道ウォーキング観察会」は、やむなく断念しました。でも、せっかく多くの方々に集まっていただいたので、より安全で確実に行ける加計呂麻島の「諸鈍ウォーキング観察会」に変更することにしました。船をチャーターして、午前10時頃、加計呂麻島の生間(いけんま)港へ到着し、早速ウォーキング開始、諸鈍へと向かいました。途中、ノボタンの花(写真2枚目)や、すでに熟していたボロボロノキの実(写真3枚目)、フクマンギの花(写真4枚目)などが観られました。そして、諸鈍の海岸へ行くと、見事に咲いていたデイゴの並木がみられました (写真5枚目)。
諸鈍のデイゴ並木を堪能した後、集落や水田一帯を通って、徳浜への道路を歩きました。途中、ギーマやモッコクの花(写真2枚目)などが咲いていました。特にたくさん観られたのがヤマモモ(写真3枚目)、いかにもおいしそうなので、少しだけいただくことにしました。甘くてとてもおいしく、みなさんに好評でした。
途中でお昼の弁当をいただいて、遠くに請島が見える峠付近まで歩いて、引き返しました。道路周辺には、様々な植物なそのほかに、オオシオカラトンボ(写真2枚目)やクスサン幼虫(写真3枚目)などの昆虫類のほかに、ガラスヒバなどのヘビ類も観られました。午後3時頃、生間港へ戻り、チャーター船で古仁屋港へと向かいました。ウォーキング中は、心配されていた雨は全く降らず、みなさんのご協力のおかげで、とても楽しい観察会となりました。
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午前中のガイド中に、龍郷町の水田に寄ったら、コウノトリがいました。この間は、喜界島、徳之島へと旅に出て、またこの奄美大島に戻ってきました。かれこれ奄美滞在3年5カ月ほどになります。観ると、大きなスッポンをくわえています。体長はおそらく10cm以上はあるでしょう、何度もくわえ直したり、下において突いたりしています。そしてとうとう飲み込んだ(写真3枚目)と思いきや、どうしてものど元を通らないらしく、再び吐き出してしました。約30分間、ずっと観ていましたが、なかなか飲み込めずにいるものの、あきらめようとはしません。ガイド時間もオーバーしてきたので、やむなく立ち去りましたが、その後飲み込んだのかも知れません。
早朝からいい天気になりました。まだ夜が明けやらぬ午前5時過ぎ、車で里林道をゆっくりと走っていたら、林道脇からパタパタとアマミヤマシギが飛び立ち、前方の林道に降りました。ここ辺りは、昨年ぐらいからときどきアマミヤマシギを確認している場所でした。でも今回は3羽一緒に飛び立ったので、よく観ると1羽は多分親鳥で2羽は幼鳥でした。まだ独り立ちしていない幼鳥で、親と一緒に行動しているようです。幼鳥は、くちばしが短く、脚が黒っぽいのが特徴ですが、すでに眼の周りは裸出していました。
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午前中は曇空でしたが、お昼前から小雨が降りました。ガイドで湯湾岳に登りました。登山口には植えられたソメイヨシノの花がまだ咲いています(写真1枚目)。登山道の中ほどまで登ると、ギンリョウソウ(写真3枚目)や、サクラツツジ(写真4枚目)などがまだ残っていました。そして山頂に近づくと、アマミヒメカカラ(写真5枚目)や、ヤクシマスミレ(写真6枚目)などの花も咲き始めていました。
山頂付近に来ると、時折小雨が降ったり霧が立ち込め、雲霧林としてなかなかの雰囲気です。周辺にはミヤビカンアオイ(写真2枚目)や、オオシマガマズミの花なども観られました。また、正月の登山で花が観られたコショウノキは、実がきれいなオレンジ色に熟していました。この実がコショウのように辛いことからこの名が付いているのですが、実は有毒でお客さんの手前もあるので、味見するのは止めました。
雨が降り続いた昨日とはうって変わって、朝から晴れ間が広がりました。龍郷町手広海岸から笠利町明神崎までをぐるっと回ってくる「ロングトレイルウォーク手広海岸・明神崎15km」を行いました。午前8時50分頃手広海岸を出発、海岸一帯に観られる植物ハマニガナの花(写真2枚目)などのほか、イワタイゲキ(写真3枚目)は実になっていました。しばらくすると有名どころの「ハートロック」(写真5枚目)をみて行くうちに、浜にはオオミズナギドリの死骸(写真6枚目)もありました。近くには、喜界島へと続く通信網などの海底ケーブル(写真7枚目)が設置してあります。
やがて神の子海岸が近くになると、2名の年配の方が潜る様子(写真1枚目)。何でもサザエとかトゥビンニャ(マガキガイ)をとるのだとか。近くの岩場にはウミウの幼鳥(写真2枚目)が佇んでいました。それから用安の海岸を回って、明神崎海岸へ。南西諸島に観られるシロバナミヤコグサ(写真3枚目)が満開でした。さらに実になっていたハマボウフウ(写真4枚目)などを観察後、明神崎展望台へと向かいました(写真5枚目)。天気も良くて明神崎展望台からは素晴らしい眺めでした(写真5,7枚目)。
明神崎展望台近くでお昼を食べたのちに、山すその道を帰りました。ギーマの花(写真1枚目)やアオモンイトトンボの交尾(写真2枚目)、咲き始めたゲットウの花には、リュウキュウオオスカシバ(写真3枚目)が止まっていました。用安近くの山すそでは、国指定登録有形文化財の薗家の庭園(写真4枚目)などを観ました。近くでは、オーストンオオアカゲラ(写真5枚目)が盛んにドラミングを繰り返し、その姿も観ることが出来ました。それから、県道を手広の集落へと向かい、道路脇にあったテリハツルウメモドキの花(写真6枚目)などを観ながら、午後4時ごろ終点・手広海岸へと到着し、長い距離だったウォーキングを終えました。みなさん、お疲れさまでした。
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昨夜からの雨が、まだ少しぐずついていましたが、オオトラツグミの鳴き声を聴きたいと、早朝5時にホテルを出発して、大阪からのお客さんを案内しました。暗いうちから林道を行くと、アオバズクがリュウキュウマツの枯れ枝に、2羽並んで止まっていました。5時30分ぐらいから次第に明るくなり始め、オオトラツグミの鳴き声を聴くことが出来、その後林道をゆっくり進んでいくと、その姿も観ることが出来ました。明るくなると、ルリカケス(写真2枚目)やカラスバト(写真3,4枚目)も出現。この時期からはズアカアオバトは見やすいのですが、次第に見えづらくなっていくカラスバトが2回も観れたので、結構ラッキーだったと言えます。
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今日は長崎からのお客さん5名のガイドです。天気がちょっと心配でしたが、結局最後まで雨は降らずに済みました。ホテルを出て10分と経たないうちに、道路脇に現れたオーストンオオアカゲラ(写真1枚目)、出発から幸先のいい出だしです。すぐにルリカケスやズアカアオバトも現れてくれました。最初に訪れた長雲「奄美自然観察の森」では、奄美固有の植物やシリケンイモリ(写真3枚目)、そして幸運にもアカヒゲ(写真4枚目)を全員で観察することが出来ました。
お昼前からはマングローブ周辺で観察。全体を俯瞰していると、アマミヤマガラ(写真2枚目)が青虫をくわえてやってきました。近くではイルカンダの花(写真3枚目)やナンテンカズラの花(写真4枚目)が咲いていました。また干潟には、様々な甲殻類やミナミトビハゼ(写真5枚目)やカワセミ(写真6枚目)なども姿を現してくれました。最後に行った金作原ではルリカケスなどのほか、オオトラツグミ(写真7枚目)まで観ることが出来ました。何とも強運な一行でした。
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先日のバスツーでの帰り道、偶然にマダラチュウヒの飛翔姿を目撃し、バスで少し探したのですが見つかりませんでした。そのことが気になり、どこかにいないか再び出かけてみました。残念ながらマダラチュウヒの姿は見られませんでしたが、農耕地でキガシラレキレイを観ました。頭部の黄色がとても美しい夏羽の個体です。キガシラセキレイはこれまでも何度か見ていますが、これほど夏羽の美しい個体は久しぶりで感動しました。春の渡りが後半に入ってきて、稀に珍しい野鳥の姿も観られる時期になったようです。
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昨日に続いて、朝からよく晴れました。バスツアーが一段落し、今日からまた個人型ツアーに戻りました。今日のお客さんは、北海道からのご夫婦です。最近、なぜか北海道からのお客さんが増えています。長雲でルリカケスをみて、しっかりと写真も撮れました。そして瀬留(せどめ)近くでは、枯れ木に止まっているサシバ(写真3枚目)を、すぐ近くで観ました。何でも北海道では、サシバは見られないそうです。写真にも撮れて、うれしそうでした。笠利の農耕地では、キビ畑を耕しているトラクターの後ろから、昆虫などを探して後をついてい行くアマサギの群れ(写真4枚目)なども観られました。
5年前の今日
【島口バージョン】(キシゆむた) きぬち続し、ひかんまらむる晴れりょうたが。バスツアーぬ一段落し、きゅうらまたちゅうりちゅうりぬ案内ち、戻りょうたっと。きゅうぬお客さんや、北海道らぬとじゅとぅだりょっと。近頃、ぬががぬ北海道らぬお客さんぬ、ふうさなとぅりょっか。長雲じヒュウシャばにし、ちゃんとぅ写真だか写しょうたっと。うがしし瀬留(せどめ)近さじや、枯れきぃじ止まとぅたんタハ(写真3枚目)ば、すぐ近さじにょうたっと。ぬががぬ北海道じや、タハやにゃらんちゅか。写真だか写さってぃ、ほおらしゃげかりょうたっか。笠利ぬはてぇぼてぇじや、ウギィばてぇばけぇしゅんトラクターぬくぅしら、虫んきゃばとぅむぃがちな後らあっち行きゅんアマサギぬまぐん(写真4枚目)きゃだか、にゃあれぃしょうたっと。
今日も午前5時ホテル出発の早朝探鳥です。気温22度と暖かいのですが、やはり雨がちらつく天気です。まだ薄暗いうち金作原に到着し、しばらく耳を澄ますも、オオトラツグミの鳴き声が聞こえず、しばらく薄暗い森を歩いていると、林道にアカヒゲ(♂)がエサ取りにやってきていました。しばらくして霧の中に朝日が射し始めると、谷の方からオオトラツグミのさえずりが聞こえてきました。さらに歩いて行くと、オーストンオオアカゲラが出現。昨日まで見ることが出来ずにいたので、これでやっと一安心です。
その後、一旦ホテルに戻った後に、再び奄美自然観察の森へ行きました。他のバードウォッチャーなどもいましたが、しばらく待っていてもルリカケスやズアカアオバトはいたものの、他の野鳥は現われてくれません。途中で切り上げて、秋名の水田一帯へ行ってみました。サシバやセッカなどのほかに、アカハラ(写真2枚目)やタカブシギ(写真3枚目)などがいました。また、シマアジ1羽もいましたが、飛んでいる姿を確認するにとどまりました。そして昼食後、午後2時ごろには空港へお送りし、第1回目の野鳥観察バスツアーを終えました。
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バスツアー2日目。朝から気温21度と暖かかったのですが、時折雨が降り続き、結構厳しい鳥見となりました。早朝は長雲の「奄美自然観察の森」に出かけたのですが、途中から雨が降り続き、ほとんど野鳥は見られませんでした。ただ早朝の暗いうちから出かけたので、運よくアカヒゲ(♀)が現われてくれました。それから、海岸近くの旧リゾート地で、ルリカケスをじっくり観られたので、よかったです。近くの電線には、10数羽のコムクドリもやってきてくれました(写真3枚目)。
お昼をマングローブパークで済ませ外に出てみると、近くの枯れた松の枝にズアカアオバトガ2羽止まっていて、じっくり観察できました。また、南部の森では何と珍しいイワミセキレイ(写真4枚目)を観ることもできました。イワミセキレイは以前情報を得ていて、その後探すことができずあきらめていたのですが、まだいたようです。私も感激しました。
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今日から野鳥観察バスツアーです。2泊3日のツアーが2回あり、1週間はバスに乗りつつ野鳥観察ツアーを毎日続けます。今日は1回目の初日で、東京からの飛行機が遅れ、午後4時半ごろから大瀬海岸で、海鳥観察を行いました。春の渡りが本格化していて、多くの種類のシギ・チドリ類を観察できました。胸が真っ赤になっていたオオソリハシシギの夏羽(写真2枚目)、くちばしの長い大型のシギ・ホウロクシギ(写真3枚目)は、3羽も確認できました。それからオバシギ(写真4枚目)や2羽で来ていたアカアシシギ(写真5枚目)など、見ごたえがありました。
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北海道から9名の方々が奄美へ訪れました。今日は初日、午後3時に奄美空港から早速自然観察の森へ。登り口でサイハイデイゴの群落で足を止め観察。北海道の方からすればとても珍しい植物。しばらく見ているうちにリュウキュウメジロが吸蜜(写真2枚目)にやってきました。ここのサイハイデイゴは2月ごろから咲いているのですが、メジロが吸蜜に来るのは最近のこと、この頃に蜜が多くなるのでしょう。自然観察の森では、オオシマウツギ(写真3枚目)の花やカンアオイ類など、奄美ならではの殖物にとても関心を寄せていました。
自然観察の森では、オーストンオオアカゲラが目の前の枯れ木で採餌している様子(写真1枚目)をじっくり観察。駐車場付近ではズアカアオバト(写真2枚目)もゆっくりと観ることができました。
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朝から晴れわたり、八津野ウォーキング観察会が行われました。昔の人が住用から瀬戸内へと行った山道を歩いて行くと、林床にはすでに小さな実になっていたヒメフタバラン(写真2枚目)。山道脇にレンギョウエビネ(写真3枚目も咲いていました。
約1kmほど歩いた所に、シマサルスベリの巨木があり、そのごつごつとした木肌には迫力がありました。そして近くには質素で美しいアマミイナモリ(写真3枚目)、久しぶりに観ました。さらに進むと、少し日当たりのある山道脇に、まだヘツカリンドウの花(写真4枚目)も咲いていました。
ちょうど12時ごろ、ピークの「山神様」石碑のあるところに到着、お昼となりました。各自おにぎりや弁当をおいしくいただいた後、再び山道を下りました。途中、土から頭を出し始めたギンリョウソウ(写真2枚目)やイタジイの朽ちた幹に付いたカンゾウタケ(写真3枚目)なども観られました。午後2時頃に終点のナン川林道に降りてきました。皆様お疲れさまでした。
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ウォーキング観察会
早朝から小雨が降り続くなか、マングローブパークに集合。各自乗り合わせて市崎林道に向かいました。午前9時20分頃、市崎林道入り口から歩き始めました。しばらく行くと、林道脇には若葉と共に咲き始めていたリュウキュウハナイカダ(写真3枚目)、林道にはたくさんのアリサンミズ(写真4枚目)があり、すでにたくさんの実を付けていました。また、近くにあったナンゴクアオキ(写真5枚目)、赤い実を付けているものもありましたが、紫色の花が咲き始めていました。
クワズイモやヒカゲヘゴなどが多い林道をさらに奥へ進んでいくと、たくさん花が落ちていたボロボロノキ(写真3枚目)、雨に濡れた美しい花を観ることができました。また林道には、とても小さな花アイエナ(写真4枚目)があり、葉はオレンジ色に紅葉しています。そして白く清楚な花ホザキザクラ(写真5枚目)が、とてもかわいく見えました。終点に着く頃までは大した雨でもなかったのですが、次第に本降りになってきたので、足早に引き返しました。雨にもかかわらず、多くの方々が参加してくれ、感謝いたします。お疲れさまでした。
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1/22(日)本茶大勝林道ウォーキング観察会 |
日時:1月22日(日) 午前8時30分~
集合:午前8時30分 本茶峠就航
参加対象:約5kmの林道を歩ける方
参加費:一人500円(保険代・飼料代など)
※弁当、飲み物は持参。悪天候の場合は中止。
お問合せ:
奄美ネイチャーセンター TEL:0997-57-7592
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早朝は雨が降り、天気が心配されましたが、集合時間の8時30分前頃からは雨も止んで、次第に晴れてきました。本茶大勝(ほんちゃおおがち)林道ウォーキング観察会を行いました。林道入り口でストレッチなどをした後、散策を始めました。すでにリュウキュウイチゴ(写真2枚目)やリュウキュウバライチゴ、ホウロクイチゴなどの花が咲き始めていました。また、ハダカホオズキ(写真3枚目)、メジロホオズキ(写真4枚目)などの美しい赤い実も付いていました。
林道を奥の方に進んでいくと、カラスザンショウにアマミナナフシ(写真2枚目)の大きな個体(メス)が付いていました。この時期みられるのも稀ですが、夏に観られるものより少し黒っぽい色をしているようです。丸い玉のようなサツマサンキライの花(写真2枚目)や、タンゲブの黒く熟した実などもありました。
やがて大勝集落に降りるころには、早くも咲き始めていたリュウキュウシロスミレの花(写真1枚目)やアカボシタツナミソウ(写真2枚目)の花が咲いていました。そして大勝集落に着くと、道路沿いに植えられたヒカンザクラが咲き始めていて、美しい光景でした。
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